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脳と音楽 基礎から身につく「大人の教養」

脳と音楽 基礎から身につく「大人の教養」

伊藤 浩介

累計読者数8
平均ハイライト数 23.5件/人
star総合評価 67/100
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この本について

音楽を聴いているとき、「なんでこの音は心に刺さるんだろう」とか、逆に「理屈では分かるのに実感としてよく分からない」といったモヤモヤを抱えることがありませんか。仕事でも趣味でも、感覚と理屈のズレに悩む場面って意外と多いですよね。僕も長く放置していた疑問でした。 この本が面白いのは、音の正体を“空気の振動”ではなく“脳が作る感覚”として捉え直すところから始まる点です。周波数という客観的な数字があっても、私の感じるピッチとあなたの感じるピッチは一致する保証がない。ここを丁寧にほどくことで、音楽を「外界の現象」ではなく「自分の脳の動き」として理解できるようになります。すると、例えば旋律で高音が緊張を生み、低音で弛緩が起きる理由や、文化や経験によって不協和の感じ方が変わる仕組みも、感覚として腑に落ちてくるんです。 読み進めていくと、音楽が理論によって作られてきたのではなく、人間の聴覚そのものに合わせて育ってきたことが自然に分かってきます。試験が終わったときの“ふっと抜ける感じ”すら脳の緊張と弛緩として説明されていて、日常の体験とつながるのも嬉しいところでした。 音を数字ではなく“自分の内側の現象”として理解したい人にこそ刺さる本です。

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