
楽器の科学 美しい音色を生み出す「構造」と「しくみ」 (ブルーバックス)
フランソワ・デュボワ and 木村彩
講談社 / 2022-04-14
累計読者数5
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約3時間36分
star総合評価 28/100
boltライト読書型
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この本について
楽器を弾いていても聴いていても、「同じ音なのに、なんでこんなに響き方が違うんだろう」とモヤッとすることがありませんか。感覚的には分かるのに、理由を言語化しようとすると急に曖昧になるあの感じです。自分でも説明できないまま放置していると、練習の方向性もふわっとしたままになるのが地味にストレスなんですよね。 この本は、その“わからないまま置いてきぼりになっていた部分”に静かに光を当ててくれました。音色はふれられないし見えないのに、楽器の構造や物理的な仕組みときちんと結びついている。その関係性が腑に落ちると、「この音の違いって偶然じゃなかったのか」と視点が変わっていきます。楽器を変えたときの微妙な違いをどう感じればいいのか、演奏するときにどんな振る舞いが音に跳ね返るのか、具体的にイメージできるようになるのがありがたかったです。 作曲を数学として説明した著者らしく、音色も科学として扱えるというスタンスが一貫していて、感覚だけに頼っていた部分の土台が補強される感じがあります。知識を増やすというより、「なんとなく」を回収していく読書というイメージに近いかもしれません。楽器の音の違いに毎回うまく言葉がつけられない人に刺さる気がします。 音楽を“雰囲気”で理解してきたけれど、そろそろ仕組みにも触れてみたい人にはちょうどいい一冊です。
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出版社による紹介
弾く人も聴く人も、科学の視点で音楽を楽しもう! ピアノ、バイオリン、トランペット、マリンバ……「魅惑の響き」はどう作られるのか? 楽器の個性を生み出す「倍音」とは? 音色を美しくする「共鳴」とは? バイオリンの最重要パーツ「魂柱」とは? 楽器の素晴らしさを引き出すコンサートホールの条件は? そして、プロが考える「最高の楽器」とは? フランスで最も栄誉ある音楽勲章を最年少受章した著者が楽器の秘密を解き明かす! 〈もくじ〉 プレリュード──音楽は「五線譜上のサイエンス」 第1楽章 作曲の「かけ算」を支える楽器たち──楽器には5種類ある 第2楽章 楽器の個性は「倍音」で決まる──楽器が奏でる「音」の科学1 第3楽章 楽器の音色は「共鳴」が美しくする──楽器が奏でる「音」の科学2 第4楽章 「楽器の最高性能」を引き出す空間とは?──コンサートホールの音響科学 第5楽章 演奏の極意──世界的ソリスト10人が教えるプロの楽器論 ※本書は、1979年刊行のブルーバックス『楽器の科学──角笛からシンセサイザーまで』(橋本尚著)とは内容が異なります。
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