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音楽嗜好症(ミュージコフィリア) (ハヤカワ文庫NF)

音楽嗜好症(ミュージコフィリア) (ハヤカワ文庫NF)

オリヴァー サックス、大田 直子

累計読者数5
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約10時間50分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 28%

この本について

仕事で集中したいときに音楽を流すけれど、なぜか気持ちが乱れたり、逆に理由もなく救われたりすることがありますよね。自分は「音ってなんでこんなに心に影響するんだろう」とずっとモヤモヤしていて、この本を読んでようやく少し輪郭がつかめました。 面白かったのは、音楽がただの娯楽ではなく、人の記憶や身体の反応と深く結びついているという視点です。ニーチェが言う「筋肉を使って音楽を聴く」という感覚は、意識していなくても身体が拍子を拾ってしまう自分に妙にしっくりきました。さらに、音を聴いて色や味を感じる人がそこまで多いという話は、感受性の“ズレ”を特別扱いしないサックスらしい眼差しで読めます。科学の説明に寄りかかりすぎず、人の体験そのものを丁寧に拾おうとする姿勢が、読む側の息苦しさをほどいてくれるんです。 音楽に理由を求めすぎて疲れた人や、説明しづらい感覚を持て余している人には特に刺さると思います。日常で無視してきた自分の反応にも、少しだけ余白を与えられるようになる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

雷に打たれ蘇生したとたん音楽を渇望するようになった医師、ナポリ民謡を聴くと発作を起こす女性、フランク・シナトラの歌声が頭から離れず悩む男性、数秒しか記憶がもたなくてもバッハを演奏できる音楽家...。音楽と精神や行動が摩訶不思議に関係する人々を、脳神経科医が豊富な臨床経験をもとに温かくユーモラスに描く、医学知識満載のエッセイ。
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