
料理の四面体 (中公文庫)
玉村豊男
紀伊國屋書店 / 1999-04-15
累計読者数35
平均ハイライト数 14.4件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%
この本について
料理って、毎日やっているのに「なぜこうなるんだっけ?」と理由が霧のままのことが多いですよね。レシピ通りにやっても味が決まらない日があるし、逆に適当に作ったら妙においしい日もある。その差分がどこにあるのか分からないまま積み重なっていくモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。 『料理の四面体』は、その霧をゆっくり晴らしてくれる本でした。火、空気、水、油というたった四つの要素に料理を分解していくので、普段なんとなくやっていた動きに理由が生まれます。たとえば「炒める」と「揚げる」が同じ作用だと知ると、油の量を変えるだけで調理法が連続してつながっているように見えてくるし、直火と空気の関係を知ると、干物がくんせいの延長にあることも腑に落ちます。心平粥のような実験的なエピソードもあって、読みながら自分の台所の風景が少しずつ立体化していく感覚がありました。 特別なテクニックを教える本ではなく、いつも触っている鍋や油の動きを「そういうことだったのか」と理解できるようになる本です。料理に自信がある人よりも、日々の台所で小さな違和感を抱えている人にこそ刺さると思います。
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出版社による紹介
さまざまな料理のうちにひそむ一般的原理を解き明かした、玉村豊男の会心作。「干物は太陽で焼くロースト料理」「ステーキはサラダである」など、仰天のおもしろ理論を展開して注目を浴びた快著のオリジナル復刻版。
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