
雑学科学読本 身のまわりのすごい技術大百科
涌井 良幸、涌井 貞美
この本について
日常の中で「なんでこうなってるんだろう」と思ったまま流してしまうこと、けっこうありますよね。家電でも職場の道具でも、仕組みが分からないまま使っていて、ふとしたときにモヤっとする。でも専門書を読むほどではないし、ネット検索だと断片的すぎる。そんな時にちょうどよかったのが、この『雑学科学読本 身のまわりのすごい技術大百科』でした。 この本は、いま目の前にある“当たり前の技術”の裏側を、ちょっとだけ深く教えてくれます。例えば、服のシワができにくい理由が「繊維同士に橋をかけて膨張を抑えてるから」だと知ると、アイロンがけの失敗に対するイライラが少し減ったりします。ステープラーの針を取らなくても古紙リサイクルに支障がないと知れば、仕事中の細かい作業が一つ軽くなる。ノイズキャンセリングが“魔法”じゃなくて、逆位相の音でノイズを打ち消す仕組みだと腹落ちすると、移動中のストレスがちょっと変わる。こういう小さな理解が、思った以上に日常の感覚に効いてくるんですよね。 全体を通して、“知らないまま使っていたもの”が具体的にどう動いているのかが見えてきて、世界の見え方がじんわり変わります。大げさな成功論とは無縁ですが、生活の中の小さな引っかかりを静かにほどいてくれる本です。 身の回りの技術に少しでも疑問を持ったことがある人、なんとなく毎日を過ごしているけれど「仕組みを知るとちょっと楽しくなるかも」と思える人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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