
心配学~「本当の確率」となぜずれる?~ (光文社新書)
島崎 敢
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推定読了時間 約4時間38分
star総合評価 50/100
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この本について
なんとなく心配ばかりしてしまって、でも実際どれくらい危ないのかはよくわからない。数字で考えたほうがいいのは分かっているのに、面倒で後回しになる。自分でも「不安の正体がつかめないまま疲れるな…」と思うことが、僕も日常的にあります。 『心配学』は、そのモヤモヤを変に楽観させるわけでもなく、「心配とどう折り合いをつけるか」を淡々と教えてくれる本でした。たとえば、私たちが感じるリスクは、実際のリスクより狭い幅で歪んでいるらしい、という気づき。飛行機事故は実際よりも怖く感じるのに、交通事故は逆に軽く見積もりがち、というあのズレです。そのズレを一度数字に落とし込むだけで、心のざわつきが少し静まる瞬間があります。また、ショッキングなニュースほど目に入りやすく、脳が「滅多に起きないこと」を過大評価してしまう仕組みも、ああ確かに…と腑に落ちました。自分の心配が生まれる流れが見えると、必要以上に振り回されなくなるんですよね。 とはいえ著者も「心配なものは心配」と言い切っています。だから、この本は不安を消すというより、正しい情報源を拾い、ざっくり数字にして、無駄な心配に使うエネルギーを減らすための“現実的な道具”という感じが近いです。自分の不安を科学っぽく扱ってみたいけれど、専門家になりたいわけじゃない人にちょうどいい距離感。 日常の心配に振り回されやすいけど、少しでも扱いやすくしたい。そんな人にじわっと効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
飛行機が落ちることを心配する人もいるが、実は車に乗って空港から自宅へ帰る間のほうが死ぬ確率は何倍も高い。このように、心配の度合いと、本当の確率がずれることで、あらぬ心配をし、本当に心配すべきことが疎かになる。心配すべきか、心配せざるべきか、それが心配だ。人生の正しい選択を求める人のための新しい学問―「心配学」の世界へようこそ!
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