
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫)
花田菜々子
累計読者数14
平均ハイライト数 12.6件/人
star総合評価 62/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 58%
この本について
人と会う場に行くたびに、うまく馴染めなかったり、相手の話をどう受け取ればいいかわからなかったりして、「自分って人付き合い向いてないのかな」と落ち込むことがあります。誰かと深い話がしたいのに、いざ向き合うと距離の取り方に迷ってしまう。私自身もその繰り返しで、帰り道にひとり反省会をしてばかりでした。 この本は、そんな“人に向き合うときのぎこちなさ”を、変に勇気づけるでもなく、現実の空気のままに扱ってくれるところが助かるんですよね。たとえば、知らない場ではあえてスマホを触らず、手持ちぶさたで立ってみる方がうまくいくことがある、なんて具体的な小さな工夫が出てきたり。あるいは、人が心の奥を語る瞬間って、こちらが構えずに聞いていると自然に起きるものなんだと気づかせてくれたり。本を介したやりとりが、相手の人生の核心に触れることさえあるという描写もあって、「距離の詰め方って、こんな優しい形があるんだな」と思わされます。 読んでいると、作者が出会った人たちの複雑さや弱さもそのまま描かれていて、こちらも背筋を伸ばしすぎずに人と向き合えばいいんだと少しだけ安心できます。自分の中にある“方位磁針みたいに大事にしてきたもの”を、誰かとの会話を通して確かめ直すような読書体験でした。 人との距離感にいつも少し悩んでしまう人に、とくに刺さる本だと思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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