
誰も教えてくれない 計画するスキル(日経BP Next ICT選書)
芝本秀徳
日経BP / 2017-02-16
この本について
仕事を任されたときに「結局、上司は何がしたいんだろう…」と手が止まることって、けっこうありますよね。ゴールがぼんやりしたまま作業だけが進んでいく感じ。自分もそこで何度も迷ってきましたが、この本はその霧を少しずつ晴らしてくれるタイプの一冊でした。 特に刺さったのは、「計画は守るものではなく、使うもの」という視点です。完璧な計画を一気に作ろうとするんじゃなくて、必要な情報を集めながら行きつ戻りつして精度を上げていく。その段階的な進め方が示されていて、読んでいて肩の力が抜けました。また、要求理解からプロセス設計、スケジュール化までを一列に並べるのではなく、“関係”として捉えるという説明も実務に落とし込みやすいです。WBSの作り方も「これが正解」ではなく、議論しながら洗練していく前提で書かれているので、プロジェクトの現場感に寄り添っていると感じました。 自分が特に助かったのは、上司の曖昧な依頼をどう分解すれば動ける状態になるのかが、具体的に書かれていたことです。6Rで要求を洗う流れや、成果物とマイルストーンをざっくり決めてから細部に近づくやり方は、そのまま明日から試せます。 プロジェクトの計画に苦手意識がある人、あるいは「ちゃんと決めてから動かないと」と自分を縛ってしまうタイプの人には特に刺さると思います。自分と同じように、計画づくりのモヤモヤを抱えている人には、ヒントが多いはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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