
紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本
前田 考歩 and 後藤 洋平
サンマーク出版 / 2016-01-10
この本について
プロジェクトを任されるたびに、「そもそも何から決めればいいんだっけ」「みんな同じ絵を見ているはずなのに、話がかみ合わない…」みたいなモヤモヤにぶつかることがよくあります。進め方の型を学んだはずなのに、現場に出ると急に霧の中に放り込まれたようになるあの感じ、けっこうしんどいですよね。 この本が効くのは、まさにその “霧” の部分に手を伸ばしてくれるところです。たとえば、人によって同じ言葉から別のものを想像してしまう問題に、どう向き合えば誤解が減るのか。あるいは、アジャイルだのウォーターフォールだのを「先に決める」のではなく、状況に応じて選ぶための考え方はどう整理すればいいのか。そして、計画と現実のギャップが出てきたとき、何を基準に立て直すか。抽象論じゃなく、現場の具体的なシーンが思い浮かぶ形で書かれているので、読んでいて自分の経験が勝手に思い返されます。 特に刺さったのは、「プロジェクトが難航する原因の多くは人間関係と認識のズレ」という指摘です。スキル不足より、同床異夢のまま進んでしまう怖さ。ここを言語化してくれる本は意外と少ないので、読んでいてかなり救われました。 「決まってないことが多い中で仕事を進めるのが苦手」な人には、とても相性がいいと思います。神がかった成功法則ではなく、手順を少し変えるだけで混乱が減るという、現実的で扱いやすい技術がほしいときに、そっと横に置いておける一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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