
一流の人はなぜ、A3ノートを使うのか? すべてを“紙1枚”にまとめる仕事術 仕事の教科書BOOKS
横田伊佐男
学研プラス / 2015-03-26
この本について
仕事で資料を作っていて、「なんか薄いのに見た目だけは整ってるな…」と感じること、けっこうありませんか。自分でも気づかないうちに、PCのきれいな画面が思考の粗さをごまかしてくれていて、作業した気分だけが積み上がってしまう。僕もよくこの罠に落ちて、いざ上司と向き合うと一瞬で化けの皮が剥がれることがありました。 この本が刺さるのは、まさにその「自分の思考の浅さがどこに潜んでいるのか」を、紙1枚という具体的な行動レベルで見せてくれるところです。A3ノートに書き出すことで、言うべきことと言わないことが自然と分かれていく感覚や、幹・枝・葉の区別が曖昧なまま議論を進めていたことに気づく瞬間が多い。さらに、空→雨→傘の流れや、拡大→分割→俯瞰のステップなど、日常の会議や企画にそのまま持ち込める型がしっかりしているので、一度試すとPCだけで考えるのとはまったく違う輪郭が見えてきます。 「自分の思考がどこで止まっているのかうまく言語化できない人」にはかなりしっくりくるはずです。僕自身、考えが散らばったままの状態でもA3に書き出すと、余計な葉っぱにこだわっていたことや、本来向き合うべき疑問形の論点が置き去りになっていたことがはっきりしました。大げさに言えば、PCでは見えなかった“自分の思考の形”が現れる感じ。 作業効率を上げたいというより、「ちゃんと考えたつもりになっている状況をそろそろ抜けたい」という人に向いている一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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