
ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣
邱強, 牧髙光里, 燕珍宜, and 陳銘銘
この本について
仕事で判断を迷ったとき、「やらないまま時間だけ過ぎていくこと」の怖さってありますよね。自分でも気づかないうちに、現状維持に寄せてしまうというか。あとから振り返ってみると、やった判断より、やらなかった判断のほうが痛かったな…と感じる場面が多いのも事実です。 この本は、まさにその“見えないエラー”に光を当ててくれました。特に刺さったのは、失敗の多くは「誤った行動」よりも「省略した行動」から生まれるという指摘です。コダックやノキアの例を読むと、一見慎重に見える判断が、実はエラーの温床になっていたことがよく分かる。自分の仕事に置き換えると、仮説を疑わないまま進めていたプロジェクトや、面倒で後回しにしていた検証がいくつも思い当たって、ちょっと背筋が伸びました。 もう一つ大きかったのは、エラーは「個人の不注意」ではなく、思考の癖や仕組みによって予測可能だという視点です。だからこそ、意思決定を分解したり、単一脆弱点を定期的に洗い直すといった“再発を防ぐ行動”が現実的に効いてくる。過去の成功に寄りかかった瞬間に慢心が忍び込む、という話も、自分のクセとしてかなり心当たりがありました。 慎重なつもりで“何もしない”選択をしてしまうことに心あたりがある人に、とても刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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