
ユーザインタフェース開発失敗の本質
大坪五郎
累計読者数5
平均ハイライト数 16.8件/人
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%
この本について
仕事でUIまわりの判断をするとき、「どこまで丁寧に整えるべきか」「どこからは割り切るべきか」でずっと揺れていました。やさしさを足せばいいのか、それともクセの強さを残すべきなのか。正しさを求めているのに、判断軸だけがどんどん曖昧になっていくあの感じです。 『ユーザインタフェース開発失敗の本質』を読んで救われたのは、「不便には解消していいものと、解消すると本質を壊すものがある」という視点を丁寧に示してくれるところでした。読者が保存していた抜粋にもあったように、学習の負荷と自由度の関係をここまで具体的に語ってくれる本はあまりありません。単に“ユーザビリティが大事”で終わらせず、どうしてそう言い切れない場面が生まれるのか、その裏側まで踏み込んでくれます。 もうひとつ刺さったのは、「世界を変える製品は、明確なビジョンを持った個人の判断からしか始まらない」という一節を、この本の文脈の中で捉え直せたことでした。全員の声を聞きながら調整する方法と、誰かがリスクを負って引っ張る方法。そのどちらが正しいかではなく、どちらを選ぶとどんな副作用があるのかを地に足のついた形で考えさせられます。 作り手として迷いが尽きない人、特に「これ本当に直すべき不便なのか?」と立ち止まる瞬間が多い人には、たぶん深く刺さる一冊です。
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