
シンプルに考える
森川 亮
この本について
仕事をしていると、つい「もっと差別化しないと」「競合に勝たないと」と焦ってしまうことがありますよね。頑張っているはずなのに、気づけば視線がユーザーではなくライバルに向いてしまう。自分の仕事が何に向かっているのか、ふとわからなくなる瞬間ってあると思います。僕自身もよくその迷路に入ってしまいます。 『シンプルに考える』は、その迷いをいったんリセットしてくれる本でした。派手な成功論ではなく、「ユーザーを愛せているか」「本当に価値に向き合えているか」という、ごまかしのきかない問いを突きつけてきます。読者が保存していた抜粋を見ても、刺さっているのは“好きでなければ磨けない感性”とか、“たった1ミリのズレでもユーザーは振り向かない”といった、仕事の土台に関わる部分なんですよね。読んでいると、自分がどこで立ち止まっているのかがゆっくり浮かび上がってきます。 特に、現場に任せる判断や「決める人を決める」という話は、責任を放り投げることとは違って、ユーザー起点に戻るための配置換えに近いと感じました。無理に全員を底上げしようとするのではなく、フォワードにスピードを出してもらう。その背中に引っ張られる形で組織全体が伸びていく、という視点も印象的です。情に流されて変えるべきものを変えられない、という痛い指摘にも思い当たる人は多いはずです。 仕事の軸が少しぶれてきたな、と感じている人にほど静かに刺さる本です。今の自分の“視線”を整えたいときに、そっと開くのにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





