
スタートアップ・マニュアル ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで
Steaven G.Blank、Bob Dorf、堤孝志、飯野将人
翔泳社 / 2013-03-25
この本について
起業まわりの話をしていると、「結局このプロダクトって誰に刺さるんだっけ?」とか「機能を足せば前に進んでる気はするけど、本当にそれでいいのか…」みたいなモヤモヤを抱えている人に会うことが多いです。僕自身、作っては直し、直しては迷い、の繰り返しで、正解がどこにあるのかよくわからなくなる瞬間があります。 この本は、その混乱を一度分解してくれる感じがあります。最初に刺さったのは、「思い込みを仮説と言い換えても本質は同じで、結局は外に出て確かめるしかない」という視点でした。机の前で悩み続けるより、数人でいいから本気で欲しがる顧客を見つけたほうが前に進む、というあの地に足のついた感覚です。もう一つ救われたのは、初期の顧客が少なくてもいいし、後戻りはむしろ普通だと断言しているところ。間違えたら終わりではなく、間違えたからこそ次が見えるという態度は、読んでいて肩の力が抜けました。さらに、創業者自身が顧客に会いに行かないと学びが薄くなるという話は、耳が痛いけれど逃げられない事実として刺さります。 大げさな成功論ではなく、迷いながら進む人のリアルと向き合っている本なので、「何を作ればいいのか」「顧客の反応がいまいち」「方向転換の線引きがわからない」といったところで足が止まっている人にちょうどいいと思います。特に、プロダクトの一歩目で悶々としている人に合います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの73%が集中しています。
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