
最強リーダーの「話す力」誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密
矢野香
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2022-09-23
この本について
仕事で話す場面になると、「伝えているつもりなのに、相手の反応が薄い」「準備した内容が手応えにつながらない」みたいなモヤモヤ、けっこうありませんか。自分もよくそこでつまづいて、結局“どこを直せばいいのか”が分からないまま続けてしまう時期がありました。 この本を読んで助かったのは、話の上手さをテクニックだけで片づけない姿勢でした。たとえば、例を長々と語るよりも「聞き手が持ち帰れる知見」を一言で示すことのほうが相手に届くとか、数字や固有名詞を正確に出すだけで信頼感が一段上がるとか、やってみるとすぐに効果が分かるポイントが多いんです。さらに「誰に向けて話すのか」を前提に置く重要さも刺さりました。興味の薄い相手なら話す場面ごと見直す判断もあるし、逆に知識の深い相手なら一次情報まで踏み込んで準備する必要がある。相手によって“聞き方”が違う以上、話す側も変えなきゃいけないんだなと腹落ちしました。 そして、どれだけ構成や技術を整えても、最終的には言葉に「体温」と「体重」を乗せるかどうかが問われるという視点も、個人的にはすごく救われました。自分もまだ理想のリーダー像に追いついてはいませんが、まずは“そうふるまう”ところから始めていいんだと背中を押された感じがあります。 人前で話すたびに「これでよかったのか」と悩む人、あるいはリーダーとしての言葉に責任を持ちたい人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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