
ヒトラーの大衆扇動術
許成準
彩図社 / 2010-07-09
累計読者数14
平均ハイライト数 20.2件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも日常でも、人に何かを伝えようとすると、思ったほど届かないことが多いですよね。会議で意図がズレたり、頑張って説明したのに相手の反応が薄かったり。自分の表現が弱いのか、そもそも相手の状況をつかめていないのか…と、地味に悩みが積もっていきます。 この本は、ヒトラーという極端な歴史上の人物を題材にしながら、「人はどういう状況で、どんな言葉に動かされるのか」を冷静に読み解いています。危険な手法も多いですが、抜粋を見ても、読者が刺さったのは扇動そのものではなく、現代のコミュニケーションにもつながる部分だと思います。たとえば、人は不安が強いほど言葉を受け取りやすくなるとか、導入で好感を得ないと内容が入らないとか、時間帯や雰囲気によって抵抗が変わるとか。ああ、結局は「状況と感情」なんだよな、と妙に腑に落ちるところが多いです。 もう一つおもしろいのは、ヒトラーがどう見せ方を作っていたのか、という視点です。夕暮れに演説したり、登場のしかたを工夫したり、相手が聞きたいことを徹底的に拾ったり。倫理的に真似できない部分は多いですが、「人前に立つ時の空気づくり」という意味では、仕事にも置き換えられるヒントがありました。 冷静に距離を置きつつ、「人の心はどう動くのか」を知りたい人には刺さる一冊です。
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出版社による紹介
現代社会で仕事を成功させようと思えば、常に、人を説得しなければならないという場面に出くわすものだ。しかし、人は何か得るものがなければ、他人が望むとおりに動くことはない。 ところが、数千万の人々を集団催眠にかけ、自分の意志どおりに操った人物がいる。アドルフ・ヒトラーだ。 彼は、第二次世界大戦を起こしてユダヤ人を虐殺した人物としか思われていないが、詳しく調べてみると、とてつもなく非凡な人物だったことが分かってくる。 若い頃の彼は、大学入試に二度も失敗し、小さな下宿部屋に閉じこもって政治関連の書籍を読みふけっていた、現代ならニートと呼ばれる若者の一人だったのだ。
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