
朝1分間、30の習慣。 ゆううつでムダな時間が減り、しあわせな時間が増えるコツ
マツダ ミヒロ
この本について
朝の機嫌がうまく整わないまま仕事に突入して、「今日も流されただけだったな…」と夜に落ち込む日、けっこうありますよね。早起きが苦手とか意思が弱いとか、そういう問題じゃなくて、起きてからの30分をどう扱うかで1日の質がごそっと変わるんだなと、この本を読んで気づきました。 特に刺さったのは、気分ややる気を“作ろうとする”んじゃなく、“戻す”という考え方でした。著者はそれをニュートラルポジションと呼んでいて、朝の自分に「どんな1日になったら最高?」と問いかけるだけで、脳が勝手にそちらへ向かう行動を選びはじめる。これは実際にやってみると、小さなことでも妙に効きます。あと、やる気がわかないときにゼロから何かを生み出そうとするのではなく、プレジャーリストを作っておいて、朝のうちにその中からひとつ“今日の楽しみ”を入れておく。これをやるだけで、気持ちのアクセルの踏み方が変わります。 もうひとつ印象に残ったのが、「全部を50点でやるより、ひとつ120点を作るほうが生産性は上がる」という話。朝いちばんがいちばん集中できるのは理屈でも実験でも明らかだから、重要なことをここに置く意味があるんですよね。無理して早起きしろ、と言われるよりずっと現実的で、仕事の罪悪感も減りました。 朝の時間に振り回されている感覚がある人、あるいは「気持ちの切り替えがうまくできないまま1日が始まってしまう」という人には、静かに効くと思います。
読書インサイト
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