
担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座
伊藤大輔
日本実業出版社 / 2017-02-01
この本について
プロジェクトを任されたときって、「結局なにから決めればいいんだっけ…?」と手が止まる瞬間がありますよね。目的と目標の区別もあいまいなまま走り出して、あとから関係者との認識ズレに気づく。自分も何度も同じ壁にぶつかってきました。 この本が助かったのは、まず“どこを揃えればプロジェクトが前に進むのか”を、現実的なレベルまで言語化してくれていたところです。特に、冒頭に出てくる4つの質問は、そのまま自分の頭の中を整理する型になっていて、目的がふわっとしたまま動き出す癖がある人には刺さるはずです。また、目的と目標をきっちり分けて考える場面が多いわりに、現場では意外と曖昧に済ませがちですが、その違いをどう行動に落とすかまで踏み込んで説明されているのがありがたい。さらに、プロジェクトと定常業務が混じりやすい兼務の状況で、どの役割として動いているのか意識する大事さも、日常のモヤモヤに直結する話でした。 読み進めると、計画と実績の差をどう扱うかや、ステークホルダーの把握をどの程度までやればいいのかなど、「知っているけど、実際どうすれば?」になりがちな部分に手が届きます。制約を言い訳にしないという話も精神論ではなく、具体的にどう思考を切り替えるかに触れているので、無理に前向きになる必要はありません。 プロジェクトの目的設定で毎回つまずく人、あるいは兼務でごちゃつきやすい人には、かなり現実的に効く一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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