
外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント
山口周
大和書房 / 2016-04-05
この本について
仕事でプロジェクトを回していると、「この方針、本当に正しいのか?」「そもそも何のためにやってるんだっけ?」みたいなモヤモヤって、どうしてもつきまといますよね。僕も現場で空気に流されて意思決定があいまいになったり、炎上気味の案件に巻き込まれて身動きが取れなくなった経験が何度もあります。 この本が助けになるのは、プロジェクトの根っこにある“目的”の扱いを、とにかく丁寧に教えてくれるところです。例えば、議論の場で「やったこと」ではなく「示唆や結論」を置く姿勢や、「何のためにやるのか?」を繰り返し確認する習慣は、単なる効率化ではなく、空気に負けずに筋の通った判断を積み上げるための武器になります。また、プロジェクトがズレ始めたときに早めに違和感を共有することや、「勝てる案件かどうか」を見極める視点も、日々の混乱を減らしてくれる感覚に近いです。メンバーへの伝え方を「行動」ではなく「目的」に変えるだけで、自走してくれる場面が増えるというのも、自分の経験と重なりました。 特に、自分でプロジェクトを抱え込みがちな人や、気づけば細かな作業で手いっぱいになってしまう人には、刺さる部分が多いと思います。ここに書かれているのは派手なテクニックではなく、「結局どこが本質だったのか」を見失わないための、現場目線の問いと考え方でした。僕自身、読みながら何度も立ち止まって、自分のプロジェクトにそのまま当てはめて見直す時間が生まれました。これくらい地に足のついた本、やっぱり強いです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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