
ニュータイプの時代
山口 周
ダイヤモンド社 / 2019-07-03
この本について
仕事でも人生でも、「結局なにを目指したらいいのか分からないまま、目の前の課題処理だけ増えていく…」みたいな感覚ってありませんか。僕もずっと同じで、計画を立てても状況が変わるたびに崩れるし、そもそも“問題そのものが見つからない”日が続くことがよくあります。 『ニュータイプの時代』を読んで刺さったのは、そういう停滞は「問題が不足しているから」ではなく、「自分の中の理想像が曖昧だから問題が立ち上がらない」という指摘でした。外をキョロキョロして正解を探す癖があるままだと、どうしても行動が“受け身の改善”に留まる。でもこの本は、「まず小さく試しながら、自分なりの“こうなったら痛快だ”という像を描くこと」が、混沌の時代ではむしろ合理的だと教えてくれます。僕自身も、完璧な計画を作るより先に動き、結果を微修正していく方が調子がいい時期が増えました。 特に印象に残ったのは、成果を出すチームほど“計画しながら実行している”という話と、「意味」が希少になりつつある時代では、正解より“自分が何を生み出したいか”を言葉にできる人が強いという点です。これは職場のモヤモヤに悩む人にはもちろん、キャリアを偶然に任せてきたけれどどこかで流れを変えたい…という人にも深く刺さると思います。 「正解探しに疲れたけれど、じゃあ自分は何を望んでいるのか分からない」そんな人に、視点を少しだけ前にずらしてくれる一冊です。
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