
成功はすべてコンセプトから始まる
木谷 哲夫
ダイヤモンド社 / 2012-09-13
この本について
最近、「やることは多いのに、どれも本気になれない」とか、「結局どこに向かえばいいのかよく分からないまま日々が過ぎていく」という声をよく聞きます。自分でもそういう停滞感にハマることがあって、タスクをこなしているのに前に進んでいる感じがしないんですよね。 この本を読んで少し変わったのは、まず“細かい計画”よりも“面白い将来像”を先に描くという発想でした。実現できるかどうかは一旦脇に置いて、もしできたらワクワクするレベルまで思い切って上に視点を上げる。すると、やるべきことが自然と見えてきて、腰が重かった仕事にも動き出す力が戻るんです。また、自分が尊敬する人ならどう決めるかを想像してみる、いわば思考の筋トレも紹介されていて、これは日常の判断にもけっこう効きました。いちいち迷わなくなるというか、視野が広い判断に寄っていく感覚があります。 「ロジックだけ積み上げても結論が陳腐になる」という指摘も刺さります。たしかに、正しいはずの案がなぜか自分の心を動かさないことってありますよね。そういうときに“コンセプト”という軸を先に決めると、行動の理由づけが急にスッと通る。これは新規事業だけじゃなく、チームの立て直しや自分自身の働き方にもそのまま使えると思いました。 方向性を見失いがちな人、あるいは「結局どれも中途半端になる」と悩んでいる人には静かに刺さる本です。気負わず読めるのに、じわっと行動に効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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