
スタンフォードの自分を変える教室 スタンフォード シリーズ
ケリー・マクゴニガル
この本について
忙しい日の終わりに「また今日も流されたな」と思うこと、けっこうあります。やらなきゃいけないことより、ついラクなほうに手が伸びてしまう感じです。頭では分かっていても、自分の意志力がどこで抜けているのかは、意外と見えていなかったりします。 この本が面白いのは、「意志力=根性」ではなく、日々の選択のクセや、まやかしの報酬に振り回される自分の仕組みを冷静に見せてくれるところでした。たとえば、疲れているときほど判断が雑になるとか、未来の自分を楽観視して「明日ならできる」と考えてしまう癖とか、読んでいて思い当たる場面がいくつもありました。そこに気づけると、自分の行動を変えるというより“ばらつかせない工夫”に目が向いていきます。毎日5分でも瞑想を続ける、利き手を使わないなどの小さな挑戦が、意志力の筋トレになるという視点も腹落ちしやすかったです。 個人的にありがたかったのは、報酬の見直しです。スマホや甘いものみたいな「その瞬間だけ満たされるもの」ではなく、本当に自分を満たす時間――散歩、読書、誰かとの時間、創作など――に意識を戻すだけで、無駄な誘惑に振り回されにくくなる感覚がありました。努力そのものに光を当てる考え方も、自己批判に走りがちなときのブレーキになってくれます。 自分の意志力に振り回されてる気がする人、そして「頑張りたいのに続かない」が口ぐせになってきた人には、かなり刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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