
0ベース思考
スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, and 櫻井 祐子
ダイヤモンド社 / 2015-02-13
この本について
最近、自分の判断が思い込みなのか、ちゃんと根拠があるのか分からなくなることが増えてきました。仕事の数字を読むときも、人の意見を聞くときも、「なんとなく正しそう」に流されていないか不安になるんですよね。しかも厄介なのは、自分が気づいていない思い込みほど強力だということです。 『0ベース思考』を読むと、そのモヤモヤが少しずつほどけていきます。たとえば、予測が外れがちな人ほど独断的だったり、相関と因果を混同していたり、事実ではなく“自分の物語”を信じてしまったりする。本に出てくる例はどれも身に覚えがあって、ちょっと痛い。でも同時に、どう測るかが分かれば世界はそこまで複雑じゃない、という視点がじわっと効いてきます。ホットドッグ早食いの話のように、問いの立て方を少し変えるだけで、見える世界が本当に変わるんだと実感できます。 もうひとつ、この本が優しいのは「間違えるのはおかしくない」とちゃんと書いてくれているところです。専門家の予測精度でさえダーツと同じくらいだと知ると、失敗を避けるより、うまくいかない理由を先に洗い出すほうが現実的だと腑に落ちます。完璧な判断なんて最初から期待しなくていいんだと思えるだけで、気持ちが少し軽くなります。 自分の思考のクセを一度リセットしたい人、特に「気づかない思い込み」によく足を取られる自覚がある人には刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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