
知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)
池上 彰
株式会社朝日新聞出版 / 2019-10-11
この本について
お金の本って、読んでも「で、結局どう動けばいいんだっけ…」とモヤモヤが残ることが多いですよね。金利とか国債とかインデックスとか、言葉は知っていても、日常の判断とつながらないまま終わってしまう。僕も長くそんな状態で、住宅ローンや投資の選択を前に立ち止まってばかりでした。 この本が助かったのは、抽象的な“経済の仕組み”を、実際の動きとしてイメージできるところでした。たとえば金利ひとつ取っても、「国債が買われると価格が上がって金利が下がる」とか「中央銀行が国債を買うと市中銀行にお金が増える」とか、教科書で読むと眠くなる話が、日常の延長で理解できる形になっている。TOPIXが“ポイント”で計算されている理由や、紙幣がただの紙から「信用の塊」に変わっていった歴史も、いまのニュースと自然につながってくるような感覚でした。 もう一つ、個人的に効いたのは「信用とは何か」が生活レベルで腑に落ちる点です。クレジットカードの審査で“借りられる実績”が評価されるとか、住宅ローンを返し続けると信用が積み上がるとか、金融がいきなり遠い世界の話じゃなくなる。自分が何を根拠に判断されているのかが分かるだけで、手探り感がかなり減りました。 派手な成功話はないけれど、経済ニュースが“自分の生活で意味を持つ情報”に変わっていく本です。仕組みを理解したいけど難解な説明はつらい…そんな人に刺さると思います。僕と同じように、お金の基礎を地図として持ちたい人には、かなり心強い一冊でした。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
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