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リフレはヤバい (ディスカヴァー携書)

リフレはヤバい (ディスカヴァー携書)

小幡績

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2013-01-31

累計読者数3
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約2時間29分
star総合評価 32/100
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この本について

物価が上がるたびに「結局これって誰が得して、誰が損してるんだろう…」と考え込むことがあります。ニュースでは金利だの円安だの専門用語が飛び交うのに、生活している自分とはどうつながるのか、いまいちつかみきれないままモヤモヤだけ残る感じです。僕もずっと同じでした。 この本が効くのは、そういう“見えないお金の動き”を、現実の数字と仕組みでつかみ直せるところです。たとえばインフレが起こると、預金者から銀行へ、国から日銀へ…といった形で実は静かに所得が移っていくこと。さらに、円安や国債価格の下落が起こると、銀行が抱える資産の評価がどう変わり、その結果として貸し出し姿勢まで影響を受ける可能性があること。読者の方が抜き出した箇所を見ても、「誰から誰へ、どのくらい動くのか」という視点に強く反応しているのが伝わってきます。 読みながら、ニュースで聞く“景気がどうこう”が、無数の個人の家計や企業の判断につながっている様子が少しずつ輪郭を持ってきます。大きな話をしているようで、実は自分の預金や働き方の背景にも関わっているんだな、と腹落ちする瞬間がいくつかありました。派手な結論をくれる本ではないですが、仕組みが見えると日々のニュースへの距離感が変わります。 経済ニュースを聞くたびに「結局これ、どう読むべきなんだろう」と感じている人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

リフレとは、インフレをわざと起こすことである。 リフレ政策は、2012年12月の衆議院解散総選挙で、デフレ脱却のためにリフレ政策をとることを公約に掲げて、安倍自民党が総選挙を圧勝したことから、一躍、一般にも有名になった。 しかし、これは最悪だ。善意で主張した政策が、誤った政策だからだ。しかも、それが国民に受けている。彼は、さらに正義感を強め、日本のために、自分を犠牲にしても、リフレ、インフレを起こすことを主張するだろう。誤った政策を実現するために。 しかし、リフレは、最悪である。日本経済が崩壊する可能性があるからだ。なぜなら、リフレが国債を暴落させるからである。国債が暴落すれば、国債を大量に保有している銀行は、経営破綻に追い込まれる。その結果、金融危機から実体経済の危機へ……。 たしかに、リフレ政策を取るとハイパーインフレが起きるというのは極論であり、間違っている。インフレを起こせないのに起こそうとするリフレ政策をとることが問題なのだ。インフレが起きないのに、インフレを起こそうとすれば、歪だけが蓄積する。その歪が、副作用という言葉を超えて日本経済を危機に追い込むことになる。 本書では、『すべての経済はバブルに通じる』がベストセラーとなった気鋭の行動派経済学者、小幡績慶應ビジネススクール准教授が、リフレ政策においては、どのようなことを行い、それがどういう帰結をもたらすのかについて解説し、その誤りを論破する。まさに、今読むべき、警鐘の書である。
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