
毎日5分の「日経新聞」道場 「データウオッチ」と「連想」で経済が分かる! (角川SSC新書)
角川 総一
角川グループパブリッシング / 201005
この本について
経済ニュースを読んでいると、単語も数字も知っているはずなのに「結局どう動くの?」とモヤっとすることが多いんですよね。金利がどうとか、為替がどうとか、説明は読めるのに、自分の頭の中ではつながらない感じ。僕もずっとそこに苦手意識がありました。 この本は、その「つながらない」をほどくタイプの一冊でした。難しい理論を積み上げるのではなく、実際のデータを自分で追いながら動きを見る、という地味だけど一番確実な道筋を示してくれます。短期金利と長期金利が逆転している現象をちゃんと説明できたり、預金がインフレに弱いという“常識”が本当にそうか疑えるようになったり、ニュースに出てくる言い回しをそのまま飲み込まずに済むようになる。データを手元で記録してみる、複数の指標を並べてみる、という小さな作業が、経済の見え方をこんなに変えるのかと正直びっくりしました。 特に印象的なのは、一つの数字の上下だけで判断せず、「金利の動きが株価にどうつながるのか」「インフレ率の差が為替にどう響くのか」といった“連想の筋道”を作るところ。風が吹けば桶屋が…の例を経済データに置き換える感覚で、ニュース同士がゆるく線でつながり始めます。理解より“納得”が増える感じです。 ニュースを読む手応えがほしい人、なんとなく経済に苦手意識があるまま社会人を続けている人にはかなり刺さると思います。僕もまだ迷いながらですが、データを見る癖をつけてから、日々のニュースとの距離が少し近くなりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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