
グーグル ネット覇者の真実
スティーブン・レヴィ and 仲達志;池村千秋
CEメディアハウス / 2011-12-16
この本について
仕事の方針や数字の追い方で、どこまで攻めていいのか分からなくなることがよくあります。目標は高くと言われつつ、現実との距離感もあるし、組織が大きくなるほどスピードや意思決定の純度が落ちていくあの感じ。自分の働き方にモヤモヤが溜まっているとき、この本のエピソードが妙に腹に落ちました。 たとえば、OKRに「未達より達成しすぎのほうが問題」と書かれていた場面。安全策をとることが長期的には組織の停滞につながるという視点は、数字を扱う仕事をしているほど刺さると思います。あるいは、広告を「ユーザーが求めている答え」と定義した話。広告でさえ価値提供であるべきだという考え方は、自分のアウトプットの質をどう考えるかの基準にもなりました。 そしてもう一つ、彼らが何度も強調する「スピードは機能の一部」という姿勢。品質の話になると綺麗な理想を語りがちですが、結局ユーザーが求めているのは待たせないことだったりする。ここを徹底していたからこそ、巨大化してもユーザーに学び続ける姿勢を保てていたのだと思います。 大きな組織の中で、意思決定の軸を自分で持ちたい人に刺さる本です。理想論ではなく、現場のリアルな判断基準が透けて見えるので、読み終わったあとに「自分の基準」をひとつ更新できる感覚がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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