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帝国ホテル 厨房物語 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

帝国ホテル 厨房物語 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

村上信夫

日経BP / 2004-07-01

累計読者数9
平均ハイライト数 6.4件/人
推定読了時間 約3時間42分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 30%

この本について

仕事でも日常でも、つい「早く結果を出さなきゃ」と焦ってしまうことがありますよね。気持ちが急いて、相手の顔が見えなくなったり、作業だけが目的になってしまったり。自分でも分かっているのに、落ち着けと言われても落ち着けない。そんなときに、この本に出てくる言葉がじわっと効いてきます。 帝国ホテルの厨房で積み重ねられてきた村上さんの経験は、料理の話でありながら、働く私たちの感覚にそのまま重なります。例えば「急ぐな、味が逃げる」という一文。これは単なる調理技術ではなく、焦ったときほど雑になり、結局遠回りになる…という、自分にも覚えがあるあの瞬間を静かに思い出させてくれるものです。また「無理にでも笑顔を作って一生懸命やる人間を評価する」という場面も、きれいごとではなく、世界のどの現場も同じだという実感がこもっていて、妙に腹に落ちます。 そして個人的にいちばん響いたのは、「欲を持て。でも急ぐな」という組み合わせでした。上を目指していい、でも慌てるな。この両方を同時に持つって、思っているより難しい。でも、この本を読んでいると、日々の作業ひとつひとつに丁寧さを取り戻す感覚が少しだけ戻ってきます。 丁寧に働きたいのに空回りしてしまう人、焦りぐせが抜けない人には特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

60年余りにわたり帝国ホテルの味を守り続けてきたフランス料理界の重鎮の自伝。東京オリンピック選手村食堂の料理長としての奮闘や、エリザベス女王ら賓客の思い出などをまじえながら、波乱の人生を振り返る。
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