
生きがいについて――神谷美恵子コレクション
神谷美恵子
累計読者数40
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推定読了時間 約7時間43分
star総合評価 63/100
start序盤集中型
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この本について
生きていて「このままでいいのか」とふと立ち止まる瞬間、ありますよね。仕事も生活も大きな問題はないのに、どこか芯が抜けたような感じがする。しんどい状況にあっても、抜け出すでもなく、受け入れるでもなく、ただ愚痴だけがたまっていく。そんな自分に気づくと、余計に落ち込んだりします。 神谷美恵子さんの『生きがいについて』は、そういう曖昧なモヤモヤに、少しだけ光を当ててくれる本でした。逃げ道を考えたうえで受け入れたなら、それはもう「宿命」ではなく自分の選択だ、という視点には、責められている感じがなくて救われますし、「生きがい感の敵は愚痴」という指摘は、日常のどの場面にでも持ち込めるリアルさがあります。また、生きがいとは特別な成果よりも、前に進んでいると感じられるかどうか、という説明が、自分の行動の解像度を上げてくれます。 外から見て成功していても、本人が「高揚」を感じていなければ意味がない、という話も印象的で、誰かの基準ではなく、自分の感覚を取り戻すことの大事さを静かに教えてくれます。習俗に流されやすい日常で、「本当はどう感じているのか」を確かめたい人に向いている本だと思います。 生きがいという大げさな言葉を、いまの生活の中に引き戻して考えたい人に。
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出版社による紹介
「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」 神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。1966年の初版以来、多くのひとを慰め力づけてきた永遠の名著に執筆当時の日記を付して贈る。
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