
99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~ (光文社新書)
竹内 薫
累計読者数8
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boltライト読書型
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この本について
ときどき、自分の考え方が妙にかたく感じる瞬間があります。仕事で思い込みに振り回されたり、相手の言葉がどうしても腑に落ちなかったり。理由ははっきりしないけれど、なんとなく「見えている世界がズレている気がする」あの感覚です。僕もよくそこでつまずきます。 『99.9%は仮説』が面白いのは、そのズレを「あなたの中の仮説が世界の見え方を決めている」という視点で説明してくれるところです。科学に限らず、歴史や日常の細かな行動まで、全部が“仮説”で動いている。だからこそ、バスの乗り方ですら時代や場所で変わるし、データがあっても人は自分の枠組みから外れた情報を見落としてしまう。読んでいて、僕自身も「事実をねじ曲げていたのかもしれない」と地味にドキッとしました。 この本が効くのは、仮説という枠があると気づくことで、相手の見え方が少し想像しやすくなる点です。そして、自分がいま握っている前提を一度横に置いてみる練習になる点。何かを断定せずに、「他の見方もあり得るな」と静かに余白をつくってくれます。派手な劇薬ではなく、日常の思考をゆるめる道具に近い感覚です。 いまの正しさに自信がない人、でも手放すのもちょっと怖い人に、静かに刺さる一冊だと思います。
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