
経営に活かす生成AIエネルギー論 日本企業の伸びしろを探せ (日本経済新聞出版)
岡本 浩、高野雅晴
日経BP / 2025-04-08
この本について
エネルギーやデータセンターの話って、「自分の仕事に関係あるようで、でも全体像がつかめない…」みたいなモヤモヤがつきまといませんか。AIを触るほど電力の話が出てきて、送電網や投資規模のニュースを見ても、正直どこから理解すればいいのか分からないまま流してしまうことが僕はよくあります。 この本を読んで印象的だったのは、難しい技術や政策の話を“現場の判断にどう跳ね返ってくるか”という視点で語ってくれるところでした。例えば、電力は生ものだという話から、なぜ地域に小規模データセンターが必要になるのかが腑に落ちていきますし、AI処理を再エネの時間帯に合わせて動かすといった運用のイメージも、急に自分の仕事と地続きに感じられました。さらに、議事録に「自分の予測を書き足す」というエピソードのように、未来の変化を読み取るための思考の置き方まで示してくれるのが、この本のありがたいところです。 読み終える頃には、日本の送電網強化に6〜7兆円かかるという巨大な数字も、「日本企業がどこで勝てるのか」という問いにつながってきます。エネルギーとデジタルを別々に見る時代ではなく、両方をまとめて考えられた方が、確実に判断の質が変わる。僕自身、漠然とした不安が「どこを見ればいいか」に変わった感覚がありました。 AIの仕事が増えてきて、「この先のインフラの変化をちゃんと理解しておきたい」と感じている人には静かに刺さる本だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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