
TIME OFF 働き方に“生産性”と“創造性”を取り戻す戦略的休息術
ジョン・フィッチ, マックス・フレンゼル, and ローリングホフ 育未
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2023-03-31
この本について
最近、自分でも「なんでこんなに疲れてるのに、まだ働こうとしてるんだろう」と思うことがあります。やることは尽きないし、気づけば息を吸い続けているような感じで、どこで吐けばいいのか分からなくなるんですよね。休んだ方がいいのは分かっているのに、休むことに罪悪感がある。そんな状態のまま走り続けてしまう。 この本の面白いところは、「休めばいいよ」と言うのではなく、働くことと休むことを“呼吸”としてセットで捉えているところでした。休むことにも倫理が必要だ、という視点が妙に腑に落ちて、仕事の段取りを組むのと同じくらい、吐き出す時間を意識的に扱うようになりました。また、日本の長時間労働が生産性につながっていない理由を、効率と生産性の違いから説明してくれて、焦って机に向かうだけでは逆効果なんだと冷静に戻れます。さらに、情報を選び取る力が脳のリソースを大きく左右するという話も、日常の小さな判断に直結してくれました。 忙しさを勲章のように抱えてしまう人ほど、この本は視点を整えてくれると思います。タイムオフが贅沢ではなく、仕事の質をつくる基盤なんだと実感したい人には刺さるはずです。
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