
不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0 (PHP文庫)
橘 玲
PHP研究所 / 2022-03-18
この本について
会社のルールに従って働いているだけなのに、「なんか取り残されてる気がする」「このまま年齢だけ重ねて大丈夫なのか」と不安になることってありますよね。頑張っているつもりでも、世界のスピードと自分の足場が合っていない感じがする。僕自身、このモヤモヤがずっとつきまとっていて、そんなときに手に取ったのがこの本でした。 読んでいちばん衝撃だったのは、“構造そのものが変わっている”という前提を突きつけられたことです。たとえば国際会議で日本の官僚がまったく発言できず、既成事実だけを持ち帰るしかないという話。あるいは「人的資本」が若いうちに最大化されるのに、日本はそれを自ら捨ててしまう仕組みになっているという指摘。こういう具体的な場面が続くので、「努力不足」とか「気合」とか、そういう話ではないんだとはっきり理解できます。 同時に、この世界でどうすれば個人として戦えるのかも淡々と示されています。専門スキルよりもまず “評判” がモノをいうこと。ギブを積み重ねる人がネットワークの中心になっていくこと。そして、年齢を重ねても人的資本を使い続ける道は必ずあること。専業主婦だった女性が50歳から働き始めて職場の要になる話なんて、読みながら背筋が伸びました。 会社の中だけを基準に生きていると息苦しくなる人、いまの働き方に違和感があるのに理由が掴めない人には刺さると思います。煽られる感じの本ではないですが、視野が一段広がって、自分の立ち位置を冷静に見直すきっかけをくれました。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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