
日本人が知らない世界標準の働き方
谷本 真由美
PHP研究所 / 2021-03-22
この本について
仕事で「決まった手順はこなせるけど、想定外が来ると一気にしんどくなる」とか、「会社の常識に合わせて生きてきたけれど、自分の人生はどこにあるんだろう」とか、そんなモヤモヤを抱えている人は多いと思います。僕自身も、真面目にやっているはずなのに報われない感覚に何度もぶつかってきました。 この本が効くのは、そういう“うまく言語化できない違和感”を、いったん外の視点から見直せるところです。日本人の仕事観や組織の前提が世界基準とはかなり違う、という指摘は耳が痛い反面、「ああ、自分が悪いんじゃなかったんだ」と少し肩の力が抜けます。著者が海外で見てきた“ゆるいチームとしての会社”という感覚は、いまの日本の働き方に縛られすぎている人ほど、現実的な逃げ道として参考になります。 もう一つ刺さるのは、働き方を放置したまま走り続けた先に何が起きるのかが、著者の家族の話として具体的に語られていることです。激務の末に健康を失っていく描写は重いですが、だからこそ「自分の人生の配分を考えるって、こんなに現実的な話なんだ」と実感できます。また、今後伸びる仕事の方向性が“抽象的な希望”ではなく、データや専門性といった地に足のついた観点で語られているのもありがたいところです。 会社に尽くすことが当たり前だと思ってきたけれど、どこかで限界を感じている人に刺さる一冊だと思います。自分の働き方を見直すきっかけがほしいときに、静かに効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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good.book編集部 and 大前 研一

日本人の働き方の9割がヤバい件について
谷本 真由美
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
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