
「ひらがな」で話す技術
西任 暁子
サンマーク出版 / 2012-04-20
この本について
人と話していて、「あれ、ちゃんと伝えたはずなのに噛み合わないな…」という感覚、けっこうありませんか。自分の中では具体的な情景まで浮かんでいるのに、相手の反応を見るとまったく違う絵を見ているようなズレがある。仕事の説明でも、ちょっとした雑談でも、この小さなストレスが積み重なると、人と話すこと自体が面倒になってきたりします。 この本は、そのズレの正体を「言葉は相手の耳にひらがなで届いている」という前提からほどいていきます。たとえば、漢字で思い浮かべている自分のイメージと、音として受け取っている相手のイメージがずれているだけで誤解は起きるし、伝えたいほど気持ちよく話してしまうと逆に届かなくなる、といった感覚的な部分を丁寧に扱っています。粒の大きさを変えて話す、相手の頭の中がいつも白いキャンバスだと思う、気持ちよくなったら伝わらないサインだと気づく。こうした小さな視点の転換が、日常の会話を変えていく実感があります。 個人的にいちばん刺さったのは、相手が立ち止まっている場所にまず寄り添うと、また聞く姿勢を取り戻してくれるという話でした。つい自分の説明を前に押し出しがちですが、「そう感じるのも当然だよ」と一呼吸置くだけで、場がまったく違う空気に変わるんですよね。これはコミュニケーションが苦手だと感じている人ほど効く視点だと思います。 「丁寧に話しているつもりなのに伝わらない」「説明が長くなってしまう」という人にほど、静かに沁みる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要