
やってはいけない「長男」の相続
税理士法人レガシィ
青春出版社 / 2018-08-01
この本について
相続の話って、何度やってもどこか胸がざわつきます。特に、家族の誰よりも“動かざるを得ない立場”になりがちな長男だと、余計に気を使うし、正しいと思って説明したことが、なぜか母親の気持ちを逆なでしてしまうこともあります。僕自身、財産の整理よりも、まず「家族の空気」をどう整えるかで悩むことが多かったです。 この本が助かったのは、法律や税金の話を“長男としてどう動くとこじれにくいか”という視点で教えてくれるところ。たとえば、自筆証書遺言は家庭裁判所での手続きが必要だとか、一次相続では配偶者に集中させたほうが母親の生活が安定するとか、そういう制度の話だけじゃありません。むしろ刺さったのは、母親は「解決策よりもまず気持ちを聞いてほしい」とか、長男が財産の話ばかりすると“自分よりお金を心配している”と感じてしまう、といった家庭内の温度差の部分でした。相続って、書類の前にコミュニケーションなんだなと腹落ちします。 もう一つよかったのは、相続人の間で揉めないための動き方がとても現実的なこと。スケジュールを共有するとか、法事でのちょっとした気遣いとか、「そんなことで変わるのか」と思っていた部分が、実は大きく効いてくる。制度の知識と家族関係の扱い方が、同じくらい大事なんだと気づかされました。 家族の資産のことを考えるとき、どこから手をつければいいかモヤモヤしている長男の方には特にしっくりくると思います。法律の本というより、家族の中でどう立ち回ればいいかを教えてくれる一冊でした。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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