ヨムナビ
相続仮面 (PHP文庫)

相続仮面 (PHP文庫)

竹内 謙礼、青木 寿幸

PHP研究所 / 2018-06-01

累計読者数3
平均ハイライト数 7.7件/人
推定読了時間 約4時間52分
star総合評価 49/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 60%

この本について

相続の話って、まだ先だと思っていても、親の通帳を見た瞬間に現実に引き戻されるようなところがあります。しかも、誰もが「なんとなく知っているつもり」で実際は民法と相続税法の違いすら曖昧だったり、兄弟間で記憶の食い違いが起きたりして、気づいたら感情のほうが先に走っている。自分もそうでした。 『相続仮面』は、そこを“制度としてどうなっているのか”に一度立ち戻らせてくれる本です。三年以内の贈与は相続財産に加算されるけれど、特別受益には時効がないだとか、死亡保険金は民法上は相続財産じゃないだとか、知っているかどうかで判断がまったく変わるポイントが淡々と物語の中に埋め込まれている。読んでいくうちに「なんであの時あの人は怒っていたんだろう」という過去の場面の解像度が上がっていく感じがあります。 もうひとつ救いだったのは、相続トラブルの“本当のつまずき”が法律よりもコミュニケーションにある、と描かれていたことです。相手に理解してほしいと声を荒げてしまいがちだけれど、まずは自分が相手を理解するところからしか始まらない。小学生でも知っているはずのことが、相続になると簡単に吹き飛ぶという描写には、正直かなり身に覚えがあります。 数字や制度がしっかり書かれているわりに、読み終わると「どう振る舞うか」まで自然と考えさせられる本でした。親のことや兄弟との距離を考えるたびに胸がざわつく人に、静かに効いてくると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

竹内 謙礼、青木 寿幸の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ドロドロと混沌の遺産相続。そこに現れる謎のヒーローとは? 累計20万部突破の「ビジネス戦略ノベル」シリーズ最新作! 金額は関係ない! 愛と憎しみの資産防衛ノベル。 「銀行の預金は友里恵さんに相続させる。汐留のマンションは沙也加と亜美さんの二人に相続させる。そして、死亡保険金の受取人には……『金城陽菜』っていう名前が書かれていますが——」「お母さん、誰なのよ、陽菜って」沙也加が友里恵の両肩を揺さぶった。しばらくなすがままになっていたが、友里恵は「今まで黙っていて、本当にごめんなさい」と、うなだれながら話し始めた。「お父さんと……前妻の間の子の名前よ」「ちょっと、何、その話!」——本文より抜粋 税理士の慎吾は、親族同士で揉める相続の案件が大の苦手だった。ところがある日、相続相談の場に赤と銀のボディスーツに黄色いマスクの男が現れる。豊富な知識と不思議な力で次々と相続事案を円満解決する彼こそが、相続仮面と呼ばれる謎のヒーローだった! さらに相続仮面を追う謎の男も現れて……。生前贈与から節税手法、事業継承まで、相続の基本がわかる異色の資産防衛ノベル。 【PHP研究所】
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要