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ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界

ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界

テンプル・グランディン and 中尾 ゆかり

NHK出版 / 2023-07-25

累計読者数91
平均ハイライト数 15.1件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 60/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

「自分の考え方って、なんで人とこんなに違うんだろう」。仕事の場で説明がうまく伝わらなかったり、逆に相手の理解の仕方が読めなかったりして、じわっと疲れることがあります。私も「言語化が足りないのか?」と悩み続けていたのですが、この本を読んでから、そもそも脳の使い方そのものが人によってまったく違う、という前提が抜けていたことに気づきました。 特に効いたのは、視覚・言語・空間という思考タイプによって得意な情報処理が変わるという説明でした。目が見えない人が視覚野を別の用途に使ったり、聴覚で「見る」人がいたり、脳は思っている以上に柔軟で、多様な設計図を持ちうることがわかります。また、抽象思考が強い人ばかりの場に物体視覚型の人がいないと事故が起こる、という話は、自分のチームで起きていた小さな行き違いと重なりました。誰が悪いわけでもなく、単に脳の使い方が違うだけだったんだと腑に落ちます。 「自分の理解の仕方がマイナーではないか」と感じてきた人に刺さる一冊です。特別な成功物語ではなく、脳の多様性をそのまま受け止める視点をくれるので、他人への見方も少しゆるくなります。自分の思考のクセを責めていた時間が、ようやく回収される感じがしました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

視覚でひらめく驚きの思考力 『自閉症の脳を読み解く』著者の集大成 アインシュタイン、イーロン・マスク、スピルバーグ…… 視覚思考タイプの成功例に見る才能の活かし方 写真のように精緻な記憶、細部まで正確に再現するシミュレーション、視覚イメージを駆使した推測――特異な能力をもつ視覚思考者の脳はどのようにはたらくのか。一般的な言語思考者とどのように違うのか。多様な思考タイプが協力しあうことの大切さとは? 自身も視覚思考者の著者が多くの実例や最新研究をもとに、ものづくり、ビジネス、教育に革新をもたらす新たな才能の世界を示す。 【内容】 はじめに 「視覚思考」とは何か 第1章 視覚思考者の世界――頭の中の「絵」で考える人びと 第2章 ふるい落とされる子どもたち――テストではわからない才能 第3章 優れた技術者はどこに?――視覚思考を社会に活かす 第4章 補い合う脳――コラボレーションから生まれる独創性 第5章 天才と脳の多様性――視覚思考と特異な才能が結びつくとき 第6章 視覚思考で災害を防ぐ――インフラ管理から飛行機事故の防止まで 第7章 動物も思考する――視覚思考との共通点 おわりに 視覚思考者の能力を伸ばすために
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