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葉

太宰 治

小学館 / 2010-07-19

累計読者数5
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約6時間10分
star総合評価 45/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事や生活がうまく噛み合わないとき、「このまま引きずられて生きていくのかな」と、言葉にしづらい重さだけが残ることがあります。前向きになれと言われてもピンと来ないし、投げやりになるほど強くもない。そのあいだで立ち尽くしてしまう感じ、僕もよくあります。 太宰治の『葉』を読んでいると、その停滞に一枚ずつ薄い言葉が重なっていくような感覚があります。たとえば「夏まで生きていようと思った」というような、ぎりぎりの線で自分をつなぎとめる瞬間が淡々と書かれていて、立派な理由なんてなくても、人はとりあえず今日を生き延びたりするんだよな、と肩の力が少し抜けます。また、憂鬱に押しつぶされそうなときに、それでも生活の中のお茶の湯気にふっと自分の顔が映るだけで「どうにか、なる」と思えてしまう、その揺れ幅のリアルさが妙に沁みます。太宰自身も迷ったり、自分をいじらしく思ったり、そんな矛盾だらけの感情を、そのまま差し出してくれているように感じました。 この作品は、生きる理由を大仰に探している人よりも、理由なんて後回しでいいから、とりあえず今日を越えたい人に刺さる気がします。整った言葉より、書き損じの原稿を破り続けるような日々のほうが現実に近いと思える人には、特に静かに効いてきます。気合いを入れて読む本ではないですが、弱っているときほど、ページの端に残った体温みたいなものが頼りになる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

葉で木の名前が簡単にわかる、画期的検索図鑑。 里山で散策中、大きな街路樹、近所の庭に見える大きな木、散歩中に子どもに尋ねられたとき…。この木、何の木?そう思ったときに、実や花が無くても、葉で木の名前がわかったら、とても便利だと思いませんか? この本は、葉の基本的な4つの要素(1.葉の形、2.つき方、3.縁の形、4.落葉樹か常緑樹か)を、巻頭の検索表で当てはめることによって、初めての方でも簡単に木の名前がわかってしまう、画期的な検索図鑑です。 さらに、葉を直接スキャナで取り込んだリアルで美しい葉の画像なので、細部まで実物と照合しやすく、類似種との見わけ方や樹木名の由来などの有用な情報も豊富です。 約470種、その内葉画像掲載約330種(約80種増)の情報を掲載しました。 【ご注意】※この作品はカラー版です。白黒端末の場合、解読が難しい部分が含まれます。 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
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