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ダイバーシティと無意識の偏見 =改訂新版=: イノベーションとグローバル化のために 出張ビジネススクール (GC Lab出版)

ダイバーシティと無意識の偏見 =改訂新版=: イノベーションとグローバル化のために 出張ビジネススクール (GC Lab出版)

松野尾 萌

インプレス / 2021-03-30

累計読者数3
平均ハイライト数 48件/人
推定読了時間 約1時間31分
star総合評価 67/100
start序盤集中型
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この本について

異なる価値観の人と仕事をするとき、「なんで話が通じないんだろう」とか、「こちらの事情をわかってもらえない」と感じること、僕もよくあります。頭では“多様性が大事”と分かっていても、実際はイラッとしたり、距離を置いてしまったりする。そんな自分に軽く落ち込む日もあります。 この本が面白いのは、そうした行き詰まりを「性格の問題」ではなく、人間の脳の仕組みや無意識の反応として説明してくれるところです。自分と違うものに警戒するのは、そもそも太古からの“生存戦略”だとわかると、相手を責める前に一度落ち着けるようになる。さらに、部署間での思い込みや国籍によるすれ違いなど、実際の職場でよくある場面を手がかりに、「どこで話が噛み合わなくなるのか」を丁寧に捉え直せます。 もう一つ、読んでいて背筋が伸びたのは、ダイバーシティを“理想論”ではなく、イノベーションや協働の土台として捉えている点です。違いをただ寄せ集めても意味がなく、方向性や判断のプロセスを共有してこそ機能する。その準備ができていないと組織全体がバイアスに流される、という指摘は刺さる人が多いと思います。 自分の中の無意識の癖と向き合いたい人、あるいは異文化や他部署との摩擦に疲れている人には、静かに効く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「オーケストラには男性演奏者が多い」「女性管理職が増えていかない」——これにはアンコンシャス・バイアスが影響していた! アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは、自分自身が気づかずにもつ偏った見方や考え方のこと。グーグルが社員教育に導入したことから広く知られるようになったが、この影響は組織に限ったことではない。個人の「キャリア」「収入」「成果」「人間関係」にまで影響してしまうのだ。本書では、数々の事例と調査結果とともに、バイアス(偏見)の真実、生じる理由、その影響と対策までを徹底解説する。個人が「本来もっている能力」を発揮したい/させたい人、必読。 【目次】 はじめに アンコンシャス・バイアスとは何か 第1章 どのように問題意識は高まったか 白人男性以外のリーダーが増えない 米国でのダイバーシティ推進の鈍化 男性の方が演奏が上手い? オーケストラで発覚した無意識の思い込み 属性で評価が変わる 同内容の履歴書での「性別」による評価 データ重視のグーグルが動く アンコンシャス・バイアス教育をスタート 第2章 バイアスはあらゆるところに 第一印象は大きい 見た目によってもつ強力なバイアス 血液型や出身地でも 何に対してもバイアスをもつ 人種、宗教、性別、年齢… 国によって異なるバイアス アジア人男性と白人女性、どちらが有利? 人種によるバイアス 男らしい/女らしい ジェンダー・バイアス CEOは身長が高い 米国には身長バイアスが存在する 子育て中の女性に責任ある仕事はかわいそう 慈悲的差別 若者はITに強い ポジティブなバイアスも 自分には無理 自分に対してもバイアスをかける 第3章 どうして生じるのか 生き延びるために必要不可欠 人間に必須のメカニズム 事実が歪んで見える 脳には死角がある 幼い頃から感化される 経験と周囲から刷り込まれるバイアス 第4章 無意識であることの危険性 女子受験者を減点 医大受験でのコンシャス(意識的)バイアス事件 男性の方が優れて見える オーケストラでのアンコンシャス(無意識的)バイアス 無意識に奪われているチャンス 意識的にかけたバイアスと同じ影響を及ぼす 第5章 もたらされる悪影響 [個人編] 1.意図しない疎外や差別に発展する 人間関係の悪化 2.キャリアが狭まる キャリア選択の弊害と収入への影響 3.実際に能力が低下する ステレオタイプの脅威 [組織編] 1.特定の属性が優遇される 公平性を阻害する 2.適材適所が阻まれる 採用・人事配置で誤った判断を下す 3.疎外や差別の芽になり得る ハラスメントを生む 第6章 最小限に止めるには [個人編] 1.認める 自分が偏見をもっていると認める 2.自問する 「思い込み」を疑う 3.直感ではなく事実で 根拠をもって判断する 4.「女々しい」はNG 言葉づかいに気をつける 5.受け入れる 受容する行動をとる 6.自分へのバイアスを解く 得意なこと、やりたいことへ [組織編] ダイバーシティ&インクルージョンを実現するために 1.社員教育・研修を行う アンコンシャス・バイアス教育の導入 2.履歴書から項目ごと削除する 評価者への不要な情報の排除 3.候補者全員に同じ質問を 構造化面接(ストラクチャード・インタビュー)の実施 4.属性で評価を変えない 同一の評価基準を設定 5.会議では全員が発言する 発言の機会を均等に 6.勝手に決めつけない 遠慮ではなく配慮を 7.全体と結果の属性割合は同じはず 結果の検証を行う おわりに “根拠”もとづく理解に向けて *アンコンシャス・バイアス度チェック
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