
武器としての「資本論」
白井 聡
東洋経済新報社 / 2020-04-10
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推定読了時間 約3時間31分
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この本について
仕事でも暮らしでも、「なんでこんなに頑張ってるのに報われない感じがするんだろう…」と立ち止まる瞬間があると思います。自分の努力が少しズレているのか、社会のほうに仕掛けがあるのか、その境目がよくわからなくてモヤモヤする。僕自身もそこにずっと引っかかっていました。 白井聡『武器としての「資本論」』は、その曖昧な違和感に輪郭をつけてくれた一冊でした。たとえば、「賃金は生き延びられるギリギリに落ち着く」といった考え方や、労働者を消費者に変えるために高い給料を払う構造、「人は資本に役立ってはじめて価値が出る」という新自由主義の発想。読者が保存していた部分は、まさに日常の肌感と社会の仕組みがガチッとはまるポイントなんだと思います。働き方の癖や、街の疲れ方、学歴がなぜ階級と紐づいたままなのか…そういう身近な景色が、資本主義の歴史的条件とつながってくる感覚があります。 この本の効き方は派手ではなくて、どちらかというと「自分のせいじゃないところ」を静かに照らしてくれる感じです。努力の方向を微調整できたり、いまの会社や働き方との距離感を取り戻せたり、世界の見方に一段階“余白”が生まれる。僕はそこがいちばん助かりました。 社会の動きと自分の位置がうまく結びつかずに戸惑っている人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
なぜ格差社会が生まれるのか。なぜ自己啓発書を何冊読んでも救われないのか。資本主義を内面化した人生から脱却するための思考法。
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