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ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書)

ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書)

斎藤 幸平

累計読者数13
平均ハイライト数 31.3件/人
star総合評価 65/100
start序盤集中型
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この本について

働いても働いても生活が軽くならない感じとか、生きるために働いていたはずが、いつのまにか「働くために生きている」みたいな感覚って、ふとした瞬間に重くのしかかってきますよね。自分もずっとその理由が言語化できずにいたんですが、『ゼロからの「資本論」』は、そのモヤモヤを外側から照らしてくれる本でした。 刺さったのは、まず「生産力が上がるほど、労働者の自由が奪われていく」という指摘です。効率が上がれば楽になるはずなのに、現実はむしろ管理が強まる。この矛盾を、マルクスが150年以上前に見抜いていたというのは、今の働き方のしんどさを説明するひとつの視点になります。さらに、都市だけが豊かに見える裏で、地方の疲弊や自然破壊のツケが積み上がっているという構造も、ニュースでは拾いきれない因果関係として理解できるようになります。そして何より、会社や社会の仕組みに巻き込まれていく感覚に対して、〈コモン〉という別の関係のつくり方があり得る、と静かに示してくれるところが救いでした。 「この社会の息苦しさを、自分の努力不足とは別の角度から捉え直したい人」には特に合うと思います。理想論を押しつける本ではなく、自分の働き方や日常の違和感に名前をつけたいときにそっと手元に置いておける一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

あの『資本論』が誰にでも分かるようになる! 話題の俊英がマルクスとともに“資本主義後”の世界を展望する、究極の『資本論』入門
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