
ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社 e-SHINSHO)
木澤佐登志
講談社 / 201905
この本について
最近、「ネットで見かける極端な言説の背景って何なんだろう」とか、「テック界隈の人たちが話している未来観がいまいちつかめない」といったモヤモヤを抱えることが増えました。ニュースの断片だけ追っても、つながらない感覚が残るんですよね。そこに、この本の抜粋を読んでいる方なら分かるように、思想・音楽・テクノロジーが混ざり合う“暗い潮流”に反応しているのだと思います。 この本が助けになるのは、まず、加速主義やオルタナ右翼の言説が、単なるラベルではなくどんな歴史や文化の流れから出てきたのかを具体的に追えるところです。特定のコミュニティで生物学的多様性がどう使われているか、といった現実的な話に落ちてくると、自分が見ていたネットの風景が急に立体的になります。さらに、ヴェイパーウェイヴやその周辺ジャンルが政治とどう接続してしまうのかなど、普段「趣味の文化」と思っていた領域が意外な形で世界とつながっていることにも気づかされます。加速し続ける資本主義の中で、私たち自身も知らぬ間に巻き込まれている、という視点も刺さるはずです。 全体として、この本は何かを断言してくれるというより、世界の裏側にある複数のレイヤーを見せてくれる感じに近いです。もし「自分がいま生きている時代の気持ち悪さの正体を少しでも言語化したい」と感じているなら、きっと役に立つと思います。こんな人に刺さるのは、ニュースとカルチャーを別々ではなく一続きのものとして捉えたいタイプの読者です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






