
ポスト・ヒューマニズム テクノロジー時代の哲学入門 NHK出版新書
岡本 裕一朗
NHK出版 / 2021-10-10
累計読者数4
平均ハイライト数 38件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 68/100
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この本について
最近、テクノロジーの話題を追っていると、「結局、人間ってどこまで主体なんだろう」とか「資本主義も民主主義も、このまま機能し続けるのか」といったモヤモヤがじわっと残ることがあります。自分の仕事や生活の選択にも関わる話なのに、うまく言葉にできないまま積み上がっていく感じです。 この本は、まさにその“言葉にできない部分”を丁寧にほどいてくれる一冊でした。読者が抜き出していた相関主義や思弁的実在論、加速主義あたりの議論は、哲学としての難しさよりも「人間中心で世界を見続けられると思っていたけれど、そうじゃないかもしれない」という感覚に火をつけてくれます。たとえば、活版印刷が人文主義を支えていたという話は、情報テクノロジーが当たり前のいま、自分たちの前提も静かに更新されているんだと気づかせてくれるし、バイオテクノロジーや資本主義の話は、未来に対する“判断基準の揺らぎ”を正面から扱ってくれるところがありがたいです。 読み終えると、「テクノロジーに振り回されている気がする」「人間中心で考えることの限界をうすうす感じている」という人ほど、この本が置いてくれる立ち位置が役に立つはずです。難解な議論を追うための本というより、世界の見方を一度ほぐして、再配置するための地図のような存在です。 こんな人に刺さります:自分の“当たり前の前提”がどこから来ているのか気になりはじめた人。
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出版社による紹介
なぜいま、哲学で「人間」が問題となるのか。「思弁的実在論」「加速主義」「新実在論」などの現代哲学を解説し、見取り図を示す。
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