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ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

木澤佐登志

イースト・プレス / 2019-01-20

累計読者数3
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約4時間6分
star総合評価 70/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、自分の情報の見え方や、タイムラインの空気にどこか「操られている感じ」がして落ち着かないことが多いです。何が正しいのか、どこまでが自分の意思なのかも曖昧で、ただモヤモヤだけが残る。そんなときにこの本を読むと、いま私たちが立っている足場そのものがどう揺らいでいるのかが、少し俯瞰できるようになります。 刺さった読者の抜粋を見る限り、多くの人が気にしているのは「ネット空間がどんな力学で社会を変えているのか」という点だと思います。たとえば、フィルターバブルによる自己像の固定化や、ネット中立性の崩壊が生む非対称性。あるいは、暗号化や分散型ネットワークの思想が、単なる技術ではなく“出口”への欲望とつながっているという視点。こういう部分は、普段ニュースを追うだけでは見えづらい構造を言語化してくれます。 読んでいて感じたのは、この本は「ダークウェブって危険だよね」という話ではなく、私たちが日常的に触っているネットの裏面を、思想史と技術史の両側から丁寧に照らす本だということです。善悪で裁くより前に、なぜこんな現実が生まれたのかを理解したい人に向いています。 こんな人に刺さると思います。ネット社会の変な歪みを肌で感じながら、「でも、これをどう捉えればいいのか…」とずっと引っかかっているタイプの方。私自身もその一人でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

政府の監視も、グーグルのアルゴリズムも、企業によるターゲティングも、 さらには法律の手すらも及ばないインターネットの暗部=ダークウェブ。 「ネットの向こう側」の不道徳な領域を描き出す ポスト・トゥルース時代のノンフィクション!! 知られざるインターネットの暗部――ダークウェブ。 その領域の住人たちは何よりも「自由」を追い求め、 不道徳な文化に耽溺しながら、「もう一つの別の世界」を夢想する。 本書ではアメリカ西海岸文化から生まれたインターネットの思想的背景を振り返りながら、 ダークウェブという舞台に現れたサイトや人物、そこで起きたドラマの数々を追う。 「自由」という理念が「オルタナ右翼」を筆頭とした反動的なイデオロギーと結びつき、 遂には「近代」という枠組みすら逸脱しようとするさまを描き出す。 【目次】 序章 もう一つの別の世界 分断されたインターネット フィルターにコントロールされた「自由」…etc. 第1章 暗号通信というコンセプト ダークウェブとは何か 「数学」という美しく純粋なシステムによる支配…etc. 第2章 ブラックマーケットの光と闇 「闇のAmazon」 思慮深きマーケットの支配者…etc. 第3章 回遊する都市伝説 殺人請負サイトQ&A 人身売買オークション スナッフ・ライブストリーミング…etc. 第4章 ペドファイルたちのコミュニティ 児童ポルノの爆発的な拡散 フィリピンのサイバー・セックス・ツーリズム おとり捜査…etc. 補論1 思想をもたない日本のインターネット アングラ・サブカルとしての消費 アメリカのインターネットが反体制的な理由…etc. 第5章 新反動主義の台頭 哲学者、ニック・ランド 暗黒啓蒙(ダーク・エンライトメント) 恋愛ヒエラルキーの形成と闘争領域の拡大…etc. 第6章 近代国家を超越する ブロックチェーン上のコミュニティ バーチャル国家が乱立する未来…etc. 補論2 現実を侵食するフィクション 冥界としてのサイバースペース 現実認識を変容させる…etc.
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