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アメリカの新右翼―トランプを生み出した思想家たち―(新潮選書)

アメリカの新右翼―トランプを生み出した思想家たち―(新潮選書)

井上弘貴

累計読者数5
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star総合評価 78/100
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この本について

政治のニュースを見ても、自分の立ち位置がよく分からなくなることがあります。右とか左とかいうラベルよりも、いま何が起きていて、なぜ世界中で似たような対立が生まれているのか。その背景を知りたいのに、表面的な言い争いばかりが流れてきて、結局モヤモヤだけが残る。そんな感覚を抱えたまま過ごしている人は多いと思います。 この本は、そのモヤモヤを少しだけ構造化してくれる一冊でした。たとえば、古典的自由主義やリベラリズムを批判する「ポストリベラル右派」がなぜ台頭してきたのか。著者は、宗教的価値観を守れないと感じる人々の不満や、テクノロジーが人を疎外すると見る懸念、さらには階級社会の固定化への反発など、単純な“保守 vs 進歩”では読み取れない背景を丁寧に追っています。また、ティールのようなテック起業家が、なぜ「古い価値」や共同体を語り始めるのか。その違和感の正体も、単なる陰謀論ではなく思想潮流として理解できる形に置き直してくれます。 読み終えると、海外の右派が極端に見える理由だけでなく、日本のニュースを見たときの違和感にも接続して考えられるようになる。こういう“視界がひらく感覚”を求めている人に合う本です。政治に疲れているけれど、流れの裏側は知っておきたい、そんな人に静かに刺さる内容でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

テック右派から宗教保守、ネオナチまで、リベラルな社会を破壊する過激な思想家の来歴と、彼らが思い描く「理想の未来」を読み解く。
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