
それでもなぜ、トランプは支持されるのか―アメリカ地殻変動の思想史
会田 弘継
東洋経済新報社 / 2024-07-10
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この本について
最近、アメリカ政治のニュースを見るたびに「なぜああなるんだろう…」と考えてしまうことが多いんですよね。右と左の対立だけでは説明がつかないし、価値観の問題にしてしまうと逆に見えなくなるものがある気がして。そんなモヤモヤを抱えたまま放置していたときに、この本がけっこう整理してくれました。 読んでみて強く感じたのは、トランプ現象を「好き嫌い」で片づける前に、そもそもアメリカの中間層がどんな環境に追い込まれてきたのかを見ないと話にならないということです。ネオリベ政策で両党が同じ方向に進んでしまった歴史や、文化的変化に置いていかれた層の感覚、そして上下の分断が左右の分断に“見せかけられている”構造。このあたりが丁寧に説明されていて、自分の中の引っかかりがいくつか溶けました。 特に、「政治的正しさ」が暮らしのレベルでどんな負荷になるのかとか、エリート支配に対する反発の理屈の部分は、ニュースではまず触れられないところです。賛否を誘導するというより、背景を淡々と見せてくれるので、こちらも落ち着いて読めるのがありがたいところでした。 アメリカ政治の“空気の流れ”を実感として理解したい人にはかなり刺さると思います。自分と距離のあるテーマでも、現実の動きがどう積み上がってきたのかを知りたいときにちょうどいい一冊でした。
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出版社による紹介
トランプ現象の本質を最も早く見抜いたアメリカ・ウォッチャーの第一人者による徹底考察。単なる「ポピュリズム批判」を超えた分析。
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