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光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本)

光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本)

冲方 丁

KADOKAWA

累計読者数10
平均ハイライト数 4.4件/人
推定読了時間 約4時間34分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事でも日常でも、自分の判断に自信が持てなかったり、どこまで他人に頼っていいのか分からなくなることがあります。正しいことをしているつもりでも、後になって「これでよかったのかな」とじわじわ後悔がやってくるあの感じ。僕もよくそこで足が止まります。 『光圀伝』を読んでいて印象的だったのは、そういう迷いに対して「一気に答えをくれる」本ではなく、「ものの見え方を少しずつ変えてくれる」本だったことです。たとえば、神仏は人を救うのではなく“自分の姿を見せるだけ”という一文に触れると、外側に答えを探しすぎていた自分に気づきますし、「天地の狭間にあるもの、悉くが師だ」と言われる場面では、環境や他者を都合よく判断していた視点がひっくり返される感じがありました。さらに、“後悔は身の内からしか生まれない”という言葉に触れると、苦しみの本質がどこにあるのか、妙に腹に落ちます。 こういう積み重ねが、光圀という人物を通して自分の迷いを少し客観視できるきっかけになるんですよね。兄とのやり取りの場面など、人に頼ることへの後ろめたさがふっと軽くなる瞬間もあって、自分の生活にそのまま持ち帰れる感覚があります。 歴史ものに強い興味がなくても、「自分の判断や立ち位置に揺れがちな人」にはしっかり刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。『天地明察』に次いで放つ時代小説第二弾! 「小説 野性時代」連載時の獅子猿氏のイラストが入ったデジタル特別版で配信!!
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