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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

フィリップ・K・ディック, カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン), and 浅倉 久志

早川書房 / 1977-01-01

累計読者数60
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 49%

この本について

最近、人と話していても「ちゃんと気持ちを込めて動けているのか?」みたいな、自分の温度がよくわからなくなることがあります。忙しさで自動運転みたいになって、判断も行動もどこか型どおり。まちがっているわけじゃないけど、自分の本質に触れていない感じが続くと、ふと立ち止まりたくなるんですよね。 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』は、そのモヤモヤを真正面から見せつけてくる作品でした。登場するアンドロイドは、単なるロボットではなく「内側が疎外された人間」の象徴として描かれます。空っぽな定義だけを並べても、自分の言葉に感情が伴っていなければ、それはすでにアンドロイド的だという指摘は、日常に置き換えるとけっこう刺さります。また、善悪を単純に決められない状況で、それでも自分の本質に反する行為を迫られる場面が何度も出てきて、「間違うことが人生の条件」という言葉が妙にリアルに響きました。親切さや感情移入といった、目には見えない特質が人間らしさを支えているという視点は、行動の優先順位を静かに組み替えてくれます。 自分の判断がときどき空回りする人や、仕事のなかで機械的になっている自覚がある人には、とくに届くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しか飼えないリックは、かくて火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りを始めた! 現代SFの旗手が斬新な着想と華麗な筆致で描く悪夢の未来世界!
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