
言語化力 言葉にできれば人生は変わる
三浦 崇宏
SBクリエイティブ / 2020-01-21
この本について
仕事でも人間関係でも、なんとなく「自分の気持ちが説明できないまま流されてしまう」ときがあります。やりたいことがあるのに言葉にできず、結局いつも同じ場所に戻ってくる感じ。僕自身もずっとそのモヤモヤを抱えていて、「言語化って才能なのか?」と諦めかけていました。 この本は、そういう行き詰まりを力技で突破する本ではなく、「どうやって自分の欲望や状況の“輪郭”をつかむか」を示してくれる本です。たとえば、交渉は勝ち負けではなく「あなたと私が本当は何を望んでいるのか」を一緒に探す作業だという話や、「AかBか」で思考を止めず、黒白の間にある無限の空白を丁寧に拾う視点は、日常の小さな判断にもそのまま効きました。また、言葉を集めておくことが思考の精度につながるという指摘は、日々のインプットの意味を改めて考えさせられます。 特に刺さったのは、「言葉だけが未来への意思決定を助けてくれる」という部分で、自分の優先順位や欲望を言語化できないまま動いていた時期の失敗が、いろいろ説明できてしまったんですよね。前例や常識より、自分の身体感覚から出てくる言葉に価値があるという話も、迷いながら働いている人ほど腹に落ちると思います。 自分の考えをまとめられずに立ち止まりやすい人、あるいは「もっといい判断ができるはずなのに、その手前で詰まる」タイプの人には特に刺さります。読んで劇的に変わるというより、日常のいろんな場面でじわじわ効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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